フラッシュパワーセッション2004というイベントに行ってきました。
イベントの内容は、読んで字のごとく、フラッシュのユーザー(というか、クリエイターですね) 向けのセミナーです。
私はflashについては、まだまだ勉強不足の身ではありますが、flashを見ること自体は大好きです。
セミナーとして勉強になったのはもちろんですが、むしろ普通のイベントとして純粋に面白かったです。
私が今回のイベントを知ったきっかけは、「日刊デジタルクリエイターズ」というメールマガジンなのですが、 そのメルマガの水曜日に、MKチャット対談というのがありまして、今回のイベントのメイン司会は、まつむらまさおさんと 笠居トシヒロさんのお二人。まつむらまきおさんというのは、あの「教えてFLASH」シリーズを書いていらっしゃるお方です。 私は、このまつむらさんの「教えてフラッシュ4」でフラッシュに入ったクチなので、言わばこのまつむらさんが、私にとってのFLASH の師匠といったところです。 それに加えて、今回はプレゼンターが、みんな一線級のクリエイターさんばっかりなので、これは 絶対に行く価値ありと判断して、参加することにしました。
朝9時過ぎにいつもどおりに家を出て、一路大阪へ向かいます! ラッシュの時間帯は、もうとっくに過ぎていたので、阪急電車も余裕で座れます。 さすがにウイークデーの午前中なので、梅田についてからも、ちゃんとまっすぐ歩けます。 京都の田舎モノである私は、都会の雑踏には全く免疫ができていないので、たまに大阪(特に梅田とか大阪駅とか)に行く場合には、ちょっとした心の準備がいるのです。
あまり大阪の地理に詳しくないので、地下鉄の乗り換えにちょっと手間取ったのですが、なんとか堺筋本町駅に到着。 建物自体が非常にわかりやすかったので、無事に会場付近に到着。お昼ご飯も食べることができました。 そしていよいよ会場入りです。
定員は一応250人ということでしたが、やはり当日になって欠席した人も何人かはいたようで、だいたい200人位だったでしょうか。もちろん数えるのは不可能ですので、この辺りはよくわかりません。 年齢層的には、かなり若い(20歳位)参加者が多かったように思います。少し早めに会場入りしたので、座席を選ぶ余裕がありました。 内容が内容なので、プロジェクター画面が充分に見える必要があります。そこでできるだけプロジェクター画面の正面で、なおかつ直前の座席に人がいない場所を選びました。このあたりは、映画館での座席選びと同じですね。特に、頭の大きい人間の後ろの席には座るな!です。あと首が長い方の後ろも避けることをお勧めします。最近の映画館は「すり鉢状」になっていることが多いので、まぁこの頭の大きさ云々は、あまり問題ないのですが・・・もちろん今回は映画館ではないので、座席選びは非常に大事です。 またパーソナルスペースに、他人がいるのもあまり好きではないので、できれば両隣が空いていた方がベターです。 幸運にも理想的な位置をキープする事ができまして、あとはイベントのスタートを待つばかり・・・・・。 と、そこで私の右隣の席に、若い女性の二人組が座ってきました。まだ他にも空いている席はあるのに・・・ まあ、仕方ありません。もしこれが体臭のきついおっさんだったら、他の席に移動していたかもしれませんが。もうイベント開始間近だったので、今から席を移動するのは困難です。 この辺りで、いよいよ待ちに待ったイベントのスタートです。
イベントの内容が内容なので、開始待ち時間にプロジェクター画面に写されるムービーも、flash、開会宣言の直前に流されたムービーも全てflashです。
ここで感動ポイントその1です。
スタッフのクレジットロールに続いて、参加者というところに、なんと一般参加者ひとりひとりの名前までちゃんと入力されているではありませんか・・・・・・・・・・・・・・。一般参加者としては、これは実に心憎い配慮です。とても嬉しかったです。ああ!! 私も、このイベントに参加している一員なんだなぁ・・・・という一体感が生まれます。
さて、まつむら、葛西両氏の軽快なトークでいよいよイベントスタートです。パチパチパチパチ・・・(拍手)
セッションの第一部は、森 巧尚さんとサブリンさんによる「目からウロコのActionScript攻略法」です。 私はこのプログラム関係には非常に弱いのですが、森さんの説明はエッセンスの部分だけを丁寧にお話してくださるので、すごくわかりやすかったです。
オブジェクト指向っていう言葉自体も、今まではよく理解できていなかったのですが、少なくともどんなメリットがあるのかという点では上手く捉えることができたように思います。お客と、ウェイトレスとコックの比喩も、私のようなプログラムど素人には、とてもわかりやすかったです。 なるほど・・・料理のクオリティーが気にいらなければ、コックさんだけを差し替えてしまえばいいんですね(笑)。
サブリンさんのボールキャッチゲームの解説もとてもわかりやすかったです。グローブの座標を動かすのではなくて、ムービーのフレームを前後させるというのが、実にFlashならではの発想だと思いました。
セッションの第2部のスピーカーに、青池良輔さん(キャットマン等)、nolabit(秋元きつねさん(せがれいじり!!! )、井上雪子さんお二人のユニット)の二組をお迎えしての、主にアニメーションについてのトークセッションです。
特に青池さんの方は、製作テクニックや、特に細部にこだわった部分について、Flash上に.flaファイルを展開しながら、詳しくお話してくださったので感激でした。.flaファイルなんていうのは普通は、まず見れませんからね。青池さんの方は、さらに絵コンテまで見せてくださいました。
nolabitチームの方は、特にお二人のユニットということなので、役割分担のお話が面白かったです。お二人の分業の仕方を聞いて、ちょっとビックリしてしまいました。例えば、シリーズモノの作品を制作する場合、なんとお二人は1、2話はきつねさん、3、4話は井上さんというわけ方をするそうです。普通はこんな分け方は、しない・・・というかできないと思います。もっともそれができるぐらいの距離感でないと、ユニットなんて組んでいられないのかもしれませんね。
青池さんとnolabitでは、キャラクターやストーリーの組み立て方や、製作のプロセスも、全く違っていたりしてなかなか面白かったです。
内容とは全く関係ありませんが、nolabitの井上雪子さんは、写真よりも実物の方が断然かわいかったです。
植木友浩さん、A.e.Suck さん、野中文雄さん、よしだゆたかさん、日高功雄さん、るじるしさんの六人のスピーカーが一人約5分〜10分の持ち時間で、順番にflashを使ったネタを披露していくという企画です。
それぞれ個性的なクリエイターさんばかりなので、客席はもう大爆笑に次ぐ、大爆笑で、非常に盛り上がりました。
それぞれの内容をものすごーく簡単にまとめると・・・・・・
植木さんが、フラッシュとコールドフュージョンを利用したRSSリーダーの紹介。RSSというのは、最近何かと話題のブログのそうアレです。
A.e.Suckさんは、ペンギンの歩かせ方。まずは実際の、ペンギンの歩かせ方の分析から始まって、一枚のペンギンの画像を「胴体」、「足」、「羽根」の3種類のパーツに分解して、それぞれに動きを付けていくというものです。これをたった5分でやっちゃおうとする所がすごいです。プロジェクター画面で、実際のflashの操作を見ることができましたので、私のようなflash初心者には、とても参考になりました。時間が足りなくなってしまった場合のための「とっておきの裏技」というのも、何となく予想はついていたのですが、それでも大爆笑してしまいました。この裏技の内容というのは、ライブで見ないと面白さを伝えることは難しいので、あまり詳しくは書けません。簡単に言うと、まぁ料理番組とかでよくあるアレです。
野中さんは、ものすごいマシンガントークでスクリプトの書き方や、コードヒントの出し方、スクリプトの動作に、必要な数値の求め方、数式の解説等を行って、時間ピッタリに終わられました。その解説のスピードがあまりにも速いのと、決まり文句のような「これは、このまま丸暗記しちゃってください」というのが、もう可笑しくて可笑しくて、会場は大爆笑の渦でした。この面白さも、ライブじゃないと伝わらないのだろうけれど・・・・・
次の吉田さんは、マイクやライブカメラを使ったゲームの紹介とライブチャット風のネタです。個人的には、この吉田さんのプレゼンが一番笑えました。flashとマイクやライブカメラの連動というのは、面白そうです。
次の日高さんは、今までとうってかわってものすごく実用的な内容でした。商品写真というのは、拡大されてしまうとちょっと汚く見えてしまったりするので、一定の大きさをキープしたまま、横列のアイテム数を変えてバランスを取るというのは実にスマートな手法だと思います。その際の変化も優雅で、商品のデータも簡単に変更できる等、ああいうのが、まさにプロの仕事なんだなぁ。とただただ、ため息をつくことしかできませんでした。
最後のるじるしさんは、独特の世界をもった絵描きさんです。回る水族館のオチには、思わず笑ってしまいました。
感想を一言でまとめると、ものすごく内容が濃くて、そしてとても楽しいイベントでした。次回の2005も絶対に参加したいと思います。あえて一言だけ希望を言わせていただくと、できれば土日にやっていただけると非常にありがたいなぁ・・・・と。


